ブリーチして髪がちぎれるように?困った時の対処法
どうして?ブリーチして髪がちぎれてしまう理由
1本、2本、3本……ううう……。
キ、キミは何をしておるんじゃ……?
ああ、髪さま!髪が……髪が……ちぎれるんです……。
さてはおぬし、またブリーチを……?
だって……おしゃれにはブリーチが欠かせないんだもの!
ふむ、まぁわからなんでもないのう。今はブリーチしていない人を見つけるほうが大変な世の中じゃ。
でも、ブリーチすると絶対に髪がちぎれてしまう……。ブラッシングでブチブチ切れるのは当たり前だし、朝起きたときの枕なんて……
も、もうそれくらいでいいじゃろう。ちぎれた髪を嘆くよりも大切なのは、なぜブリーチで髪がちぎれるのかその理由を知ることじゃ!
じゃあさっそくブリーチで髪がちぎれる理由を教えて!教えて!
うむ、いいじゃろう。そもそもブリーチがどういうものなのか知っておるかのう?
そういえば知らないかも……。でも髪の色を抜くんだよね?
その通りじゃ!じゃが、もっと詳しく説明しておこうかのう。ブリーチというのは、アルカリ性の薬剤で髪のキューティクルを無理やり開いて、髪内部のタンパク質を脱色するものなんじゃ。
キューティクルを無理やり!?こわっ……。
そうなんじゃ。キューティクルを無理やりこじ開けて、タンパク質を脱色するブリーチだからこそ、髪は確実にダメージを受けるんじゃ。
ダメージを受けるのは当たり前だと思っていたけど、思っている以上だった……。
そうじゃろう、そうじゃろう。しかも、ブリーチをする人というのはだいたい繰り返し繰り返し髪を染めることが多いんじゃ。キミもそうじゃろう?
うっ……、確かに……。1回ブリーチすると、そこから髪を染めないっていう選択肢はないよね。放っておいたらプリンになっちゃうし。
ふむふむ、気持ちはわかるぞい。じゃが、繰り返し髪を染めると、その度にキューティクルをこじ開けることになるんじゃ。そうなると……。
そ、そうなると……?
そうなると、いずれキューティクルははがれていくんじゃ……。
ぎゃあああああああ!!
しかも、キューティクルを失った髪は摩擦や紫外線、熱などに刺激に対して弱くなり、すぐにダメージを受けるようになるんじゃ!
うぐぅ……もう……勘弁して……。
頑張るんじゃ!まずはこの理由を受け入れることが第一歩なんじゃよ!
ぐぅ……現実ってハード……。
ブリーチして髪がちぎれるようになった時の対処法
ねぇ、髪さま。
何じゃ?
ブリーチで髪がちぎれちゃう理由はわかったけど、ブリーチで髪がちぎれる場合ってもう諦めるしかないの……?
ふぉっふぉっふぉ……。
え!?何?何なの!?
その質問を待っておったんじゃよ……。
ということは……?
まぁ、落ち着いて聞くんじゃ。まず、ちぎれるまで傷んでしまった髪というのはどうすることもできないんじゃ。こればかりはのう……。
えぇ~……
大切なのは、これ以上ちぎれる髪が増えないように手入れすることじゃ!それも繊細な手入れが求められるんじゃ。
手入れか~……。具体的にはどういう手入れをすればいいの?
まず、物理的な力を加えないことじゃな。
物理的?
そうじゃのう……例えば、ブラッシングのときに引っかかったときにはどうするかの?
ブチブチ言わせながら無理やりブラッシングしちゃうかも……。
それこそがまさに物理的な力じゃ!引っ張るのは言語道断じゃ。
ふむふむ……。
あとは、傷んでいる部分をすべて切り落とすことじゃな。
ああ、美容院でも枝毛になってるところだけカットしてくれることはあるよね。
傷んでいるところをカットして、キレイなところだけを残す……シンプルじゃが、これも対処法になるんじゃ。
髪さま、質問があります!
何じゃ?
ブリーチで髪がちぎれるような状態でもロングヘアをキープしたい場合にはどうしたらいいの?
そうじゃのう……どうしてもロングヘアをキープしたい場合には、傷んでちぎれてしまう部分をすべて切った後にエクステをつけることになるかのう。基本的にはちぎれないように扱うことが大切なんじゃ。ちぎれるようになってからでは遅いんじゃよ。