美容師が教える猫っ毛対策方法
猫っ毛の特徴とよくあるお悩み
髪がまとまらないよー!
おやおや、猫っ毛ちゃん。どうしたんじゃ?
髪さま、髪がまとまらないんだけど、どうしたら良いの?猫っ毛なんだけど、扱いにくいしもう嫌だよー!
ふむふむ、ひとまず落ち着こうか。細くてやわらかい猫っ毛は、確かに扱いにくい髪質じゃな。髪の一本一本が細い分、髪表面のキューティクルも薄いから、ダメージやぱさつきなども気になりやすい。きれいな状態をキープするためには、スタイリングだけでなく、ケアにもしっかり気を使う必要があるぞ。
確かに、髪の傷みが気になるかも。ケアもしっかりしないといけないんだね。
もちろんヘアケアが重要なのは、猫っ毛に限ったことではないがな。また猫っ毛ちゃんは髪がまとまらなくて悩んでいるとのことじゃが、髪にボリュームや立体感がでにくく、ぺたんとしてしまうのが悩みという猫っ毛の人も多いな。髪が細いため、ストレートヘアだとどうしてもぺたんとしてしまいやすいんじゃよ。また汗をかいたりすると髪がぺたっとしてしまい地肌が見えてしまうという悩みを持っている猫っ毛の人もいるな。
わかるわかる。汗をかくと、髪がすごくぺったりしちゃうんだよね。
猫っ毛の対策方法とは?
そんな色々なお悩みを抱えやすい猫っ毛じゃが、対策方法は複数あるぞ。今回は猫っ毛の対策方法について、わかりやすく解説していこう。
ありがとう、髪さま!お願いします!
猫っ毛の対策方法としては、まず「スタイリングのコツを学び、自分の髪質を活かしたヘアスタイルを作れるようにする」というものがある。猫っ毛に限ったことではないが、自分自身の髪質の特徴や癖をきちんと知った上で扱うことはすごく大事なんじゃ。髪質や状態、長さなどによって、扱い方は変わってくるものじゃからな。
うんうん。
猫っ毛の人におすすめのスタイリング方法としては「猫っ毛を活かした癖毛風ヘアにする」というものと「ストレートアイロンを使って、ぺたんとしないストレートヘアを作る」というものがあるぞ。
そうなんだ、それぞれのスタイリング方法について詳しく教えて!
もちろんじゃ。まず猫っ毛を活かして癖毛風ヘアを作る場合じゃが、ワックスの使い方が重要になるぞ。ワックスを活用すると簡単に動きのあるスタイルが作れるので、癖毛風ヘアを作りたい人にはぜひマスターしてほしい。猫っ毛の人の場合髪が細くぺったりしやすいので、ワックスは少量使うようにするのがポイントじゃ。またテクスチャが重いものを使ってしまうとペタンコになりやすいので、できるだけ軽くてべたつきにくいタイプのワックスを選ぶと良いぞ。
なるほど。
次にストレートアイロンを使ってストレートヘアを作る場合じゃが、まず猫っ毛の人の場合はアイロンの温度を上げすぎないようにしよう。髪が細い猫っ毛は低めの温度でもしっかりストレートになるし、キューティクルが薄いのでアイロンを高温にしてしまうとダメージが気になってしまいやすいぞ。目安は160℃前後じゃな。
ヘアアイロンは低めの温度にするのがポイントなんだね。
そうじゃな。そしてヘアアイロンでストレートヘアを作っていくときには、髪のトップから毛先に向かってゆるいアーチを描くような感じをイメージしてヘアアイロンを動かすようにすると、ぺたんとしないおしゃれなストレートヘアになるので試してみてほしい。また、きれいなストレートヘアを作るためには、アイロンの扱い方だけでなくブローもかなり重要じゃな。髪を乾かす段階でしっかり毛流れを整えておくことで、スタイリングがかなりしやすくなるぞ。
ブローって難しくて苦手なんだよね……。
確かに最初は難しく感じるかもしれんな。ブローは慣れが重要じゃから、練習あるのみじゃよ。動画を参考にしたり、美容師に相談してみたりすると良いぞ。
うん、頑張るよ!
スタイリングを工夫する以外には、「パーマをかけてふんわりとしたシルエットを作る」という方法もある。トップにボリュームが出にくくて悩んでいるなら、トップの髪のみに大きめのカールをつけると立体的なスタイルになりやすいぞ。
パーマをかけるのも良いんだ!
猫っ毛の場合全体に細かいウェーブをつけてしまうと広がってしまいやすくなるので、パーマをかけるなら大き目のカールを部分的につけるのがおすすめじゃな。このあたりも美容師としっかり相談すると良い。