【美容師が解説】天パは坊主にしたら直るの?
今日も髪型が決まらない~~!!
天パくん、今日も髪のセットが大変そうじゃのう。
そうなんだ。
縮毛矯正をかけたり色んな髪型にしてみたんだけど、伸びてくると結局髪が広がっちゃうから美容院に通うのもめんどくさくて。
縮毛矯正をかけたり、毎月美容院に行くのは手間もお金もかかるからのう。
あ!ねぇねぇ髪さま、いっそ坊主にしてみたら天パって直ったりする?
よし、美容師さんの声を参考にしながら、天パが坊主にすることで得られることを学んでみようではないか!
坊主にしたら天パは直るの?
結論から言うと
「坊主にしても天パは直らない」んじゃ。
えー!じゃあ坊主にしてもムダなのか…
坊主にしても、生えてくる髪の毛は天パのままなんじゃよ。
美容師さんの声にも
「坊主にしても、原因は毛根にあるから髪を剃っても直ることはない」
という声が多数なんじゃ。
そもそも「天パ」ってどういう状態のことを指すの?
「天パ」とは…
「天然パーマ」の略。うまれつき毛根に縮れやうねりがある様子を指す
https://www.weblio.jp/content/%E5%A4%A9%E3%83%91
そして、天パには大きく分けて3種類あると言われておる。
- 「波状毛(はじょうもう)」うねりが強いタイプ。天パの中では一番多い
- 「捻転毛(ねんてんもう)」ねじれが強いタイプ。一般的な天パのイメージ
- 「縮毛(しゅくもう)」ちぢれが強いタイプ。天パの中でも一番クセがあり、パンチパーマのようになってしまうこともある
天パにも色んな種類があるんだね。
また、天パは遺伝するとも言われておる。
親から天パが遺伝する割合
天パが親から遺伝する割合は
- 両親の片方が天パの場合… 7割遺伝
- 両親の両方とも天パの場合…9割遺伝
すると言われています。
また遺伝だけではなく、ホルモンバランスによって天パになることも多いので、遺伝だけが原因というわけでもありません。
坊主のメリット・デメリット
坊主にしても天パは直ることはないけど、天パが坊主にすることでメリットも多いんじゃ!
天パが坊主にすることのメリット
天パが坊主にすることでのメリットは…
- 広がりやすい髪の毛がなくなる
- 清潔感が出る
- 寝癖がなくなる
- セットがいらない
- 髪を乾かさなくてもよくなる
- 気にせず帽子が被れる
- 美容院に行く手間もお金もかからなくなる
- 慣れてくれば自分で剃ることもできる
縮毛矯正は1回約1万~1万5千円。
毎月のカットが5千~7千円、カラーもすれば、だいたい月に1万5千円か…。
そのお金が浮くっていうのはかなり魅力的だよね。
そうじゃな。
経済的に優しいというだけではなく、クセが強くてまとまらないことはストレスにも繋がる。
思い切って坊主にするとセットもいらないし、帽子も被れるし、寝癖もつかないし、「とにかく楽!」という声も多いんじゃよ。
クセが強い天パは坊主にしてみるのもアリかもしれないね。
天パが坊主にすることのデメリット
一方、天パが坊主にすることでのデメリットは…
- 生えてくる髪の毛は天パのまま
- 定期的にセルフカットが必要
- 冬場は寒い/夏場は直射日光が当たって熱い
美容院に行く手間が省けるというメリットはあるけど、週1くらいでセルフカットが必要になってくる。
セルフカットは慣れちゃえば楽そう。
坊主ミリ別の違い
坊主にも色んな長さがあるけど、ミリ別だとどのくらい差があるの?
0.1mm~0.5mm
0.1mm~0.5mmの間はほぼ丸刈り状態。頭の形もくっきり強調される長さじゃな。
2mm~3mm
まだ頭の形はくっきりわかる長さじゃが、3mmくらいまでは髪のクセも目立つことはないぞ。
クセが強くて気になる!という人は3mmくらいの長さが良いのかもね。
6mm
3mmと比べると髪の毛の存在感も出てくる長さじゃな。
若干髪のクセも出てきやすい長さじゃが、髪を乾かさなくても大丈夫のラインでもある。
9mm
9mmになるとほぼ短髪の状態じゃ。
髪のクセは少し目立ち始める長さじゃが、 あまり短すぎるのも抵抗があるという人はここから始めてみるのもおすすめだぞ。
最初はツーブロックから始めるのもおすすめ
でも、やっぱりいきなり坊主にするのってかなり勇気いるな~
そうじゃな。そんなときはツーブロックスタイルから始めてみるのもおすすめじゃ!
フロント部分をグラデーションに刈り込んで、トップを9mm~15mmほどにしたスタイルもかっこいいぞ。
これくらいなら抵抗なくできそうだね。
15mmくらいの長さなら天パもあまり目立たないし、セットもしなくていいから最初はここから始めるのもアリじゃよ。
思い切って坊主にするのもアリ
坊主にすることで天パは直らないことは事実。
じゃが、クセが強くてなかなかまとまらない髪がストレスという人は坊主にしてみるのもおすすめじゃよ。
一言に「坊主」といっても色んな長さがあるから、自分に合った長さで調節もできるね。
定期的なお手入れは必要になるが、経済的にも優しいし、気になる髪の広がりがなくなるからとにかく楽ではあるのう。
メリット・デメリットはあるけど、一度坊主にしてみることも考えてみようかなぁ。