まとまらない剛毛…。こんなとき『デジタルパーマ』をかけたほうがいいの？

天パくん、スマホを見ながら何をブツブツ言っておるのじゃ？

やけにご機嫌じゃな。面倒なことになりそうじゃが、一応聞いておくかのう…。どんな方法なんじゃね？

わしを誰だと思ってるのじゃ！当然知っておるぞ。

たしかにくせ毛を改善するために、デジタルパーマを選ぶ人は実は意外と多いんじゃよ。しかし、天パくんの髪質は剛毛でもあるが…そこんとこ、ちゃんと調べたのかね？

ふむ。では、今日はそのあたりを詳しく教えてやろうかのう。

天パくんは期待を裏切らないのう…。
デジタルパーマとは、パーマ用の薬剤を髪の毛に塗った後、ロッドに熱を加え、髪の毛に形状記憶させるパーマのことじゃ。
天パくんが知っているような一般的なパーマは「コールドパーマ」とも呼ばれておる。つまり、基本的には熱を加えることはしないのじゃよ。

そうじゃ。
美容院で髪の毛にコードがつけられ、機会につながれているのを見たことはないかの？あれがデジタルパーマじゃよ。コールドパーマは加熱の必要がないので、機会につなぐ必要はないのじゃ。

また、コールドパーマの場合、髪の毛を濡らすとカールが強く出てくるのに対し、デジタルパーマは乾いた状態であっても強いカールを出すことができるんじゃよ。

むしろ天パくんのような髪質の人にこそ、デジタルパーマはおすすめなのじゃよ！熱を加えてパーマをかけるので、剛毛のような硬い髪質の人でもかかりやすいのじゃ。

剛毛の髪の毛の内側にはタンパク質がぎっしりと詰まっておる。それゆえ髪が硬くなってしまうのじゃが、パーマ液はそのタンパク質に作用するため、むしろ剛毛のほうがパーマがかかりやすいといわれておるのじゃよ。

……？

髪の毛が広がってしまう、硬くてセットしずらい、くせが強くてスタイリングできない…など、剛毛に悩んでいる人には、わしは一度デジタルパーマをかけることをおすすめしたいのじゃ。
天パくんが抱えている数々の髪の毛の悩みも解消すると思うぞ。

たとえばボリュームのある髪質でも、デジタルパーマでくせを伸ばしてあげることでまとまりやすくできる。ゴワゴワとした剛毛にツヤ感を与えることもできるので、天パくんのように少しくせがあるくらいの髪質の人にぴったりなんじゃよ。

今まで普通のパーマ（コールドパーマ）がかからなかった…と諦めてしまった剛毛の諸君もデジタルパーマなら思い通りのヘアが作れるぞ！

剛毛のままでは難しいふんわりとしたヘアスタイルも、デジタルパーマで柔らかな質感を出すことができるぞ。さあもう一度チャレンジしてみるのじゃ！

わしを信じろ…髪さまじゃぞ！

実はな、剛毛はキューティクルの層が普通の髪質の人よりも厚くなっていることが多いんじゃ。なので、パーマをかけるとき、液が浸透しにくい場合もあるなんじゃなあ。

もうひとつ気をつけたいのは、カールの方向なんじゃ。髪の毛のくせの方向とパーマのカールがうまくかみ合わないと、逆に広がってしまうこともあるのじゃ。

まあ、しかしその辺は天パくんが心配する必要はないぞ。
はじめてパーマをかけるときや、剛毛など髪質に不安を感じているときには、事前にしっかりと美容院でカウンセリングをしてもらえばいいのじゃよ。

そうじゃよ。毎朝のスタイリングも簡単になるし、剛毛ではできなかった理想のヘアスタイルだって作ることができるのじゃぞ。