剛毛の原因って何?原因を知れば対処法がみえてくる!
剛毛ってどうしてこんなに太くて硬くてしっかりしているんだろう・・・?硬いしいうこときかないし扱いにくいったらないよ!ねぇ髪さま〜剛毛の原因っていったいなんなの?
剛毛の原因は髪の毛の構造を知るとみえてくるぞ。硬くてしっかりしているのは髪が太いからで、水分不足や髪の表面に蓄積された余分なものを落とすことで柔らかくなることも!
剛毛が剛毛である原因は髪の構造にあった!
髪の毛はのり巻きのような構造になっており、のりの部分にあたるうろこ状のキューティクルの厚さと、お米の部分にあたるコルテックスの密集具合によって硬さやハリが変わってくるのじゃよ。剛毛の場合、キューティクルの枚数が平均よりも多く、守りが鉄壁すぎるあまりハリのある硬い毛質になってしまうのじゃ。例えば、軟毛・猫っ毛の人のキューティクルの枚数は2〜3枚程度、健康毛で4〜6枚程度と言われておるが、硬毛・剛毛と言われる太くてしっかりした毛は7〜10枚もあるんじゃよ・・・!
猫っ毛さんと比べると下手すりゃ5倍もキューティクルが厚いって事!?そりゃ硬くて太いわけだよ!
剛毛な人の中には縮毛でゴワつく毛質も多くみられるぞ。1本1本の髪をよく見るとランダムに縮れており、くせ毛の1種じゃ。髪の表面がザラザラしているのも特徴じゃな。
たしかに!触るとザラザラしてる!!どうして髪が縮れるの?
毛根の歪みが原因じゃな。髪の毛は必ず毛根から生えてくるので、毛根が歪んでいると生えてくる髪も影響を受けてしまうものじゃ。
あとは、髪の内部に水分・油分が不足していることが考えられる。後天的な理由としては、髪の表面にトリートメントなどの古くなった油分など、余分なものが蓄積されている、といった可能性もあるぞ。
剛毛は変えられるの?
生まれ持った髪質自体は、故意に変えることは不可能じゃ。けれど、生えてきた髪をパーマや縮毛矯正などで改善することはできるぞ。
剛毛は変えたくても変えられないのかぁ・・・うまく付き合っていくしかないね。
そうじゃのう。今は技術も発達しておるし、昔に比べてラクに楽しめるようにはなったがな。それに一生変わらない、というわけでもないぞ。パーマやカラーなどのダメージや、加齢によってやせ細っていくことはあるからのう。その場合はツヤもなくなるので、しっかりとヘアケアを行うのが重要じゃ。
剛毛の原因となる水分・油分不足を補って改善!
剛毛を少しでも扱いやすくするには、日々のケアが重要になってくるぞ。特に保湿を意識するだけでも手触りは変わるものじゃ。例えば、乾燥している皮膚は硬くなるじゃろ?足のかかとなんかがわかりやすいじゃろう。硬くなった部分は保湿することで柔らかさを取り戻すんじゃよ。
なるほど〜!保湿かぁ。保湿って・・・何をしたらいいの?
まずは毎日使うシャンプーを保湿できるものすることじゃな!そして、パサつく髪には洗浄力の高いシャンプーは避けたほうがいいじゃろう。
洗浄力の高いシャンプーって?メンズ向けとかスカルプケア系のものってこと?
それもあるが、一般的に売られている安価なシャンプーは、ほぼ洗浄力の高い成分で作られているはずじゃ。
そうなんだ!?そんなのどうやったらわかるの?
パッケージの裏面には成分が表示されているはずじゃよ。成分表にラウレス硫酸ナトリウムやラウレル硫酸ナトリウムと書かれていたら洗浄力の高いシャンプーじゃ。
な、なるほど・・・なるべくラウレス硫酸ナトリウムやラウレル硫酸ナトリウムを使っていないものを選べばいいんだね!
髪の表面に溜まった余分なものを落としてしなやかに!
後天的な理由で硬くなった髪は、髪の表面にトリートメントなどの古くなった油分がこびりついていることも。炭酸系のシャンプーやヘッドスパなどを利用して一度キレイに落とすといいぞ。
余分なものがこびりついてる・・・!?なかなか信じたくない現象だね。
安価なシャンプーは洗浄力が高いと話したが、そのままだと髪がバシバシになってしまうので油分をたっぷり配合していることがあるんじゃよ。髪の内部を補うものではなく、髪の表面に蓄積されていくタイプの油分じゃな。こびりついたままでいると硬くなったり、パーマやカラーの薬剤が浸透しにくくなるので注意したほうが良いぞ。
まとめ
・剛毛は普通の毛質よりもキューティクルの枚数が多く、内部もみっちり密集していて硬くなる。
・キューティクルの枚数は、軟毛は2〜3枚、普通毛は4〜6枚、剛毛は7〜10枚あると言われている。
・剛毛は髪の表面を触るとザラザラした縮毛であることも多い。毛根の歪みによるもの。
・髪の内部に水分・油分が不足していると硬くなる。
・洗浄力の優しいシャンプーを使い、保湿を心がけることでしなやかな柔らかさが出ることも。
・髪の表面にトリートメントなどの油分や汚れが溜まっていると硬くなる。
・洗浄力の高いシャンプーは髪の表面にこびりつく油分が入っていることも・・・
・炭酸シャンプーやヘッドスパなどを取り入れて余分なものを落とし、リセットしてからケアを行うとより良い。